求道S ライブ活動 2010

強力な助っ人登場! 五月病解消法要@飯田橋(2010/05/15)





強力な助っ人登場! 五月病解消法要@飯田橋「SPACE WITH」

法要までの道のり

若芽です。
「求道インフォメーション」の
2009年2010年のところにも書いてますが、ギター担当のjai大僧正が2009年から上海に単身赴任してしまいました。求道Sもいよいよ開店休業かと思われたのですが、Blues Rock Babyのギタリスト・スズキ氏から、「求道Sは活動を続けるべきだよ! なんなら俺が練習のお手伝いをしてもいいよ!」との熱いオファーを神田の居酒屋で聞かされ、そこまでおっしゃるなら、ということでぼちぼちと一緒に修行したり。

今年の始め頃、若芽の会社の人から「春頃に一緒にライブやりませんか?」とのお誘いがありました。まだ時間もあるし、何回か練習すればなんとかなるやろ、との甘い見通しで「出ます」と回答。

後に知らされたライブの概要は、参加5バンドで、各バンドの持ち時間はセッティング・撤収込みで1時間という長尺なものでした。せいぜい30分ぐらいのものかと思ってたので慌てる四人。
「まあ、いざとなったら入念にリハーサルしてスタートを遅らせるとか」
「早めに終わって漫談で時間を稼ぐとか」
「アンコールを強要して、最初からもう一回全曲やるとか」
といった与太を飛ばしながらも、なんとか1時間弱を埋められそうな曲を用意しました。


当日リハーサル

出演順は、5バンドのトップバッターにしてもらいました。いつものことですが、さっさと出番を終わらせて楽になりたい、というのが求道Sのポリシーであります。あと、リハーサルは本番の逆順でやることが多いので、最後に会場入りしてリハーサルして、出番は最初に終わる、という、非常に効率的な動きができるというメリットもあります。

で、そのリハーサルですけど、今回用意した新曲でトラブル発生。トラブルったって機材の不具合とかではなく、イントロのピアノを間違えまくるという人為的トラブルなわけですが。

しかし、ミスタッチして 「ごめん! もう1回」 というのも、一度や二度ならまだ「しょうがねーなー」と苦笑で受け止めてもらえるのですが、3回目にもなると「おいおい・・・」という感じで、居合わせた関係者がドン引きに引くのが如実にわかりますな。空気が凍りつくと申しますか、あれは非常にいたたまれないものであります。

無闇に高まる不安を抱えたまま、とりあえずリハーサル終了。
「今日はまだ酒が入ってないから指が動かないんで、ちょっと飲めば大丈夫だよ」という無責任なソリューション案に同意して、まずは景気付けに生ビールで乾杯。あとは求道の神に祈るだけですな。


ライブレポート

ということでステージに上がり、まずは1曲め。

Twist & Shout

求道Sの法要では定番中の定番曲です。まずはこういうノリのいい曲で自分達の身体と気分を暖めつつ、お客様の気分も盛り上げていただこうという趣旨ですね。

今回は、単身赴任したjai大僧正の話題を中心としたMCをお届けします。合わせて、鈴木陽一氏、源氏名「イッチー」(フルネームは『ヨウイッチー・ブラックモア』)をご紹介。

お次は、「次の法要ではぜひこの曲をやりたいね」と言ってたポール・マッカートニー&ウイングスの名曲、

Jet

であります。
これはjai先生を交えて一度だけ練習したことがありましたね。jai先生、あの頃はまだ全然ガタボロでしたけど、なんとかこうやって人様にお聞かせできるぐらいにはなりましたよ。

しかし、ポール・マッカートニーに脂が乗り切ってた頃の曲ですので、ボーカルのキーが高くて辛いことよ。最後のあたりはどうしても裏声になりますな。こういうときはjai先生がいてくれたらなあ、としみじみ思います。いやもちろん、マロン先生でもいいんですが。

3曲めはオリジナル曲でjai先生を偲びます。

溶接やけが消えるまで

この曲については、jai先生からイッチー先生への直々の引継ぎがあり、メロディ、歌詞、ギターのリズムやソロ、表情や眉毛の角度に至るまで事細かな指導が行われました。jai先生、どんなもんでしょうか。

次はインストゥルメンタルで、

パリの散歩道

です。これもjai先生の発案で何度か練習したことがありました。これは今年の新年会で、イッチー先生を交えて一度演奏したことがありますが、法要ではこれが初めて。
この曲のキモであるフィードバック奏法のために、イッチー先生はギターの弦をサンタナのシグネチャー品に張り替えて臨んだというぐらい、ギタリストにとっては気合の入る曲ですね。

なお、この曲はNHKの「サラリーマンNEO」のコント、「セクスィー部長」のテーマとしても有名なので、ギタリストは「色香 恋次郎」のコスプレで弾くべきだという私の提案は、誰からも何のコメントもないまま没になりました。

さて、ここらでちょっと「箸休めコーナー」に入ります。
ドラム担当のだんきー氏に休んでいただくためではなく、後半に今回最大の見せ場があるチェリー先生に精神統一していただくためでもなく、1時間弱の尺を埋めるためのオマケみたいなコーナー。2008年の忘年会でやった「求RB(ぐあーるびー)」というユニットでの演奏の再現です。

Two of us
If I needed someone


まあ、こうやっていろんな編成で演奏すると、聴いてる人もあまり退屈しないんじゃないかなー、という期待もあったりして。

この間、リズム隊の二人は控え室に引っ込んでたわけですが、そっちで「今回はちょっとやばい(=ミスが多すぎる)よね・・・」と落ち込んでたんだとか。半端なインターバルの間にテンションが下がってしまうのも考え物かも知れません。

で、また元の編成に戻っての演奏です。

Hush

Deep Purple版は何度か法要でも演奏しましたが、今回はクーラ・シェイカー版で。本当は元気で歯切れのいい、カッコいい演奏なはずなのですが、どんな曲を演ってもなんかベトベトになってしまうというのが求道マジック、ってとこでしょうか。

ということで、次が今回の法要の最大の見せ場であり、演奏リスクも過去最大級の曲。

チェリーボーカルのオリジナル曲「約束」は、今回やらないことにしたのですが、でもチェリーボーカルの曲がないのも寂しいんですよね。それを期待して来るお客さんもいるでしょうし。
どうしたもんかと検討してたら、だんきー先生から「チェリーがカラオケでいつも歌とてる曲があるやないけ」と。

というわけで、今回レパートリーに加えたのが、

We're all alone

誰もが聴いたことのある、ボズ・スキャッグスの大ヒット曲です。
テンポもゆっくりなので、何回か合わせれば大丈夫かなと思ってスタジオで練習を始めたのですが、あにはからんやこれが難しい難しい。曲のクレジットを見てみたら、
■デヴィッド・ペイチ(キーボード)
■デヴィッド・ハンゲイト(ベース)
■ジェフ・ポーカロ(ドラム)
って、まんまTOTOじゃん! そりゃ難しいはずだよ。

とは言え代案もなく、なんとかギリギリで仕上げたつもりだったのですが、リハーサルでメロメロになってしまったのは前述の通り。

リハーサル後に飲んだ生ビールの力を借りて、本番はなんとか止まることなく完奏できて良かった。って、そんな低いレベルで満足しててどうする、ですね。ごめんなさい。もうしません。俺が悪かった。

山場も越えたところで、慣れた曲をメドレーで、さらりと演奏して終わりましょう。

Back in the USSR
Money


あー、こういう曲は演奏してて楽しいわー。

終わって一礼したところで、ありがたいことにアンコールの声をいただきました。あまりレパートリーもないので、歌詞はごく適当ですが1曲だけ。

Summertime Blues

以上おしまい。ありがとうございました。
ちなみにトータルの演奏時間は、アンコールやMC込みで53分。計ったように綺麗に収まりましたよ。


求道写真館

笑顔のチェリー
笑顔のイッチー(with "RICOH GR" Tシャツ)
笑顔の若芽
なぜか沈鬱なだんきー
求RBの雄姿


ライブハウス情報

今回会場として使わせてもらった「SPACE WITH」は、キャパこそやや小さめですが、音のバランスやモニターの聞こえ方も申し分ない上に、スタッフがてきぱきとサポートしてくれて、非常に気持ちのいいライブハウスでした。料金もいたってリーズナブル。

場所は、山手線圏内のちょうど真ん中にある飯田橋なので、都内からはもちろん、神奈川・千葉・埼玉のどこからアクセスするにしても便利なのもいいですね。東京近辺でアマチュアバンドのライブを計画している人は、チェックしてみて損はないと思います。お勧め。


次回予告

9月下旬に法要を予定しています。詳しくはまた改めてご案内しますね。
ってことで、今後ともよろしくお願いします!



TOP  バンド紹介  メンバー紹介  ライブ活動  求道Sへのメール